生活習慣病について
生活習慣病は、日々の生活習慣が長年にわたって積み重なることで引き起こされる病気の総称です。糖尿病、脂質異常症、高血圧などが代表的で、バランスの悪い食事、運動不足、過度の飲酒、喫煙、ストレス、睡眠不足といった日常生活における様々な要因が関わって発症・進行します。
生活習慣病の大きな特徴は、初期段階ではほとんど自覚症状がないことです。そのため、心筋梗塞や脳卒中などの重大な合併症を発症して、初めてご自身の生活習慣病に気づくケースも少なくありません。早期発見と適切な生活改善が生活習慣病を防ぐ鍵となります。生活習慣病が気になる方、健康診断で異常を指摘された方などは、大阪市の鶴橋駅前よしかわ内科へお早めにご相談ください。
このような症状の方は
ご相談ください

- 健康診断で血圧や血糖値などに異常を指摘された
- 若い頃と比べて体重が10kg以上増加している
- 毎日の睡眠時間が6時間未満である
- 日常的に強いストレスを感じている
- 運動習慣が週1回未満である
- 一日の歩行時間が30分未満である
- 喫煙習慣がある
- 毎日お酒を飲む
- 清涼飲料水を日常的に飲む
- 脂っこい料理や揚げ物をよく食べる
- 味の濃い食べ物が好き
- 満腹になるまで食べてしまう
など
高血圧症
高血圧症は、血圧が高い状態が慢性的に続く病気です。一般的に、収縮期血圧(上の血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(下の血圧)が90mmHg以上が続く場合に高血圧症と診断されます。
高血圧状態が長く続くと、全身の血管に負担がかかり、血管壁が徐々に硬くなる「動脈硬化」が進行します。これにより、脳卒中や心臓病、腎臓病などの重篤な病気を引き起こすリスクが高まります。
脂質異常症
脂質異常症(高脂血症)は、血液中のコレステロールや中性脂肪といった脂質の値が基準値を超えている状態です。具体的には、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高い、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が低い、または中性脂肪が高い状態を指します。
脂質異常症は動脈硬化を促進し、心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患のリスクを高めるほか、脂肪肝の原因にもなります。自覚症状はほとんどないため、定期的な健康診断による早期発見が重要です。
糖尿病
糖尿病は、血液中の糖(血糖)が高い状態が続く病気です。通常、体内ではインスリンというホルモンが血糖値を適切に調整していますが、糖尿病ではこの調整機能に問題が生じ、高血糖状態が慢性的に続いてしまいます。
高血糖状態が長く続くと全身の血管にダメージを与え、様々な合併症を引き起こします。特に細い血管(毛細血管)が多い目・腎臓・神経などに影響が出やすく、進行すると失明や腎不全、神経障害などの深刻な合併症に至ることがあります。
高尿酸血症(痛風)
高尿酸血症は、血液中の尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態です。尿酸は、プリン体という物質の代謝産物で、通常は腎臓から尿として排出されます。しかし、尿酸の産生が増えたり排泄が減ったりすると、血中濃度が上昇します。
高尿酸血症が続くと、尿酸が結晶化して関節に溜まり、激しい痛みを伴う「痛風発作」を引き起こすことがあります。また、皮膚の下や関節に尿酸が蓄積して「痛風結節」ができたり、腎臓に沈着して「痛風腎」となり腎機能が低下したりすることもあります。
メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満(お腹周りの肥満)に加えて、高血圧、高血糖、脂質異常のうち2つ以上を併せ持つ状態を指します。これらの要素が重なることで、動脈硬化が急速に進行し、心筋梗塞や脳卒中のリスクが大幅に高まります。
内臓脂肪が過剰に蓄積すると、様々な生活習慣病を引き起こす物質が分泌されます。糖尿病や高血圧などとの合併も多く、複数の生活習慣病を併発していると、それだけ健康への悪影響が生じます。
生活習慣病でお悩みの方は
当院へご相談ください
生活習慣病は、食事の偏りや運動不足、喫煙、ストレスなどの影響で発症しやすく、放置すると高血圧、糖尿病、脂質異常症といった病気につながります。これらは動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中などの重篤な疾患のリスクを高めるため、早期の対策が重要です。
当院では、患者様一人ひとりの生活習慣を丁寧に伺い、最適な治療と予防法をご提案いたします。食事や運動指導、必要に応じた薬物療法を組み合わせ、無理なく健康を維持できるようサポートいたします。
「最近、血圧が高め」「健康診断で異常を指摘された」など、気になることがありましたら、ぜひ当院にご相談ください。